伊勢原市の歯医者、大野歯科医院のブログページです。
みなさんは新しく詰め物や被せ物をした後に、なんだかおかしいなと感じたことはありませんか?
他の歯よりも飛び出ているような感じがする
歯と歯の間が狭いような気がする
治療したばかりなのに染みる
歯科治療後によくある違和感です。今回はその原因と予後について見ていきましょう。
歯の治療の際に覚えておくと役立つ知識ですので、ぜひ最後までお付き合いください。
詰め物や被せ物をした後に出やすい症状とその原因
他の歯よりも飛び出ているような感じがする
治療の際はお口の中全体なバランスを見ながら噛み合わせを調整していますが、不思議なもので、適正な噛み合わせにすると高いと感じてしまうことが多いです。
本物の被せ物は仮の歯よりもが硬い素材を使うので、当たりが強く感じられて、噛み合わせが高く感じてしまうこともありますね。
このような場合、1~2週間ほどでだんだんと馴染んでいくことが多いです。
歯と歯の間が狭いような気がする
隣の歯との隙間が空きすぎて食べかすなどが挟まってしまうことを防ぐため、新しく詰め物・被せ物をする場合には少しきつめに仕上げています。
最初はどうしても窮屈に感じてしまいますが、歯が自然にちょうどよい場所に移動するので、1-2日で気にならなくなることが多いです。
治療したばかりなのに染みる
歯を歯を削った後は神経が過敏になっているため、温度や味などの刺激に敏感になります。神経が入っている歯を治療した場合や、銀歯を入れた場合によく起こりますね。
1週間程度で神経が落ち着き、症状が落ち着く場合が多いです。
こんな時は要注意!病院に相談を
神経に近い箇所の治療や重度の虫歯、根管治療を行った場合には、治療後の痛みが1ヶ月以上続くこともあります。そのような場合は、お口の中でなんらかのトラブルが起こっている可能性があります。
そのような場合、歯科でレントゲンなどの必要をして、歯の神経に問題は無いか、炎症はしていないか、被せ物の高さが合っているか、慎重に調べる必要があります。
仕事などでお忙しい中と思いますが、お口の中の健康を保つためにも、必ず歯科で適切な処置を受けるようにしてください。
まとめ
このように、新しく詰め物や被せ物の治療の後に違和感があることは珍しくありません。たいていは1~2週間ほどで落ち着く場合が多いです。
しかし、治療直後の違和感があまりにも強かったり、いつまでも症状がおさまらないようであれば、お気兼ねなくご相談くださいね。