伊勢原市の歯医者、大野歯科医院のブログページです。
入れ歯をつけてお食事をするときに、咀嚼音が気になったことはありませんか?
特にここ数年は「黙食」がすすめられてきましたので、「カチカチ、くちゃくちゃ」などの咀嚼音が特に目立ちやすい状況だった思います。
これって私の努力不足?工夫で何とかなるのかな?
そんな悩みにお答えして今回は、食事の際に入れ歯の咀嚼音が出る原因と対処法をまとめます。
入れ歯で咀嚼音が出る4つの原因
入れ歯がお口に合っていない
咀嚼の力加減
口腔内の状態悪化
入れ歯の歯面が滑りやすい
入れ歯での咀嚼音が気になる場合、一番の解決策は?
まとめ
入れ歯で咀嚼音が出る4つの原因
入れ歯を使って食事をする際にカチカチ、くちゃくちゃと音が出る原因は、主に次の4つです。
入れ歯がお口に合っていない
入れ歯が口の中にぴったりと合わない場合、咀嚼するときに入れ歯が動いたり、空気が入ったりすることがあります。
大きさや高さなどを調整することで、咀嚼音が解消されることがあります。
咀嚼の力加減
入れ歯は自然な歯と比べると咀嚼の力が弱いので、力加減を工夫する必要があります。
部分入れ歯は、全て自前の歯の人に比べると噛む力が3~4割といわれています。
歯があった頃の感覚で強く噛もうとすると、入れ歯が動いたり、空気が入ったりして音が出てしまうことがあります。
口腔内の状態悪化
意外かもしれませんが、口内炎や歯肉炎などの炎症がある場合も音が出ることがあります。
炎症部分に入れ歯が当たって痛みが生じたり、痛い部分をかばうことで入れ歯の適合が悪くなったりする場合があります。
入れ歯の歯面が滑りやすい
入れ歯の歯面が滑りやすい素材で作られている場合には、入れ歯が食べ物を捉えづらかったり、入れ歯が食べ物に引っかかったりすることがあります。
そのため、咀嚼するときに音が出ることがあります。
入れ歯での咀嚼音が気になる場合、一番の解決策は?
結論を先に申しますと、歯科に相談するのが一番です。
私たちにご相談いただければ、入れ歯の調整や適合、素材の疑問も解決します。
また、食事の際の力加減につきましてもアドバイスできますので、今までよりも快適にお食事を楽しめると思います。
インターネットや書籍でお調べいただくのももちろん良いのですが、多くの情報に迷ってしまうと思います。
一人ひとり症状やお困りが異なると思うので、受診していただくのが最短の解決策です。
まとめ
入れ歯で食事をする際の咀嚼音が気になる原因は、入れ歯の調整が合わない、噛む力が合っていない、お口の中の状態が悪いことが多いです。
そんなときは歯科に相談するのが最短の解決策です。入れ歯が合っていないと感じた時には調整を行いますので、ご相談ください。
噛む時の力加減や管理についてのお悩みも、お気軽にお声掛けくださいね。