接着剤は奥の手?入れ歯が割れた・壊れた時に注意すること3点 

伊勢原市の歯医者、大野歯科医院のブログページです。

2月になり、伊勢原も梅の花が咲き始めました。

受験生のみなさまにも、すてきな花が咲くように願います。

梅が咲いて良い香りがする境内です🙏春に向かっていますね🌱
ちょっと焦ってます😅💦 pic.twitter.com/d6dgv97aWI

— 伊勢原 法泉寺【公式】 (@ISEHARA_HOSENJI) February 7, 2023


さて今回は、入れ歯が割れた・壊れてしまった時に知っておきたいことや、修理・応急処置の考え方についてお話しします。

====== もくじ =====
入れ歯は毎日使うもの。ひび割れや破損も多いです
入れ歯が破損してしまった時に気を付けること3つ
 ①破片を飲み込まないように注意する
 ②割れた入れ歯のかけら、破片はできるだけ保管する
 ③自分で修理したまま使い続けない
接着剤で付けるとどうなるの?
まとめ
=================

目次

入れ歯は毎日使うもの。ひび割れや破損も多いです

入れ歯が壊れてしまったとお電話をくださる患者さまは、意外と多いです。

中でも多いのが、入れ歯を洗っていて洗面台に落としてしまうケースです

毎日のお手入れで、ちょっと気を抜いて手が滑ってしまうこともありますよね。

水を溜めておくか、タオルを敷くなどして、安全に洗ってくださいね。

入れ歯が破損してしまった時に気を付けること3つ

入れ歯が壊れてしまったら、修理できることもありますので、まずは歯科にご相談ください。

通院までに気を付けるポイントを3点お伝えします。

①破片を飲み込まないように注意する

入れ歯がお口の中で割れてしまった場合、入れ歯のパーツや破片を誤って飲み込まないように注意してください

喉の奥や消化管を傷つけ、粘膜を傷つけるおそれがあります。

口の中に破片を残さないようによく気を付けて取り出すことが大切です。

②割れた入れ歯のかけら、破片はできるだけ保管する

大きな破片ですとみなさん持って来てくださるのですが、小さな破片は不要だと思って捨ててしまうことがよくあります。

一見わかりづらいのですが、小さなパーツも入れ歯の修理に使ったり、修理のヒントになったりすることがあります。

大小に問わず、壊れた入れ歯の破片は、通院の際にはできるだけお持ちください。

ティッシュではなく、容器に入れて保管することをおすすめします

③自分で修理したまま使い続けない

入れ歯が割れた場合の応急処置として、接着剤などで一時的に接着し、そのまま使い続けるという方法が頭に浮かぶかと思います。

プラスチックで作られている入れ歯でしたら、意外ときれいにくっつくこともあります。

しかし、入れ歯というのはとても精密に作られていますので、完全に元に戻すことは困難です。

お口に合わない入れ歯を使うのは危険ですので、

まずは歯科を受診して、入れ歯とお口の状態を確認することが大切です。

接着剤で付けるとどうなるの?

通院するのが一番だとわかっていても、休日で病院が休診だったり、仕事の休みが取れなかったりすることってありますよね。

困った末に「接着剤で応急処置」、という方もお見掛けしますが、これはお勧めしません。

お口専用の接着剤ではないので強度が期待できませんし、人体に有害です。

上手にくっつくことは少ないですし、その後の歯科での修理に支障が出る場合もあります

合わない入れ歯は口内炎のもとですし、全身の不調にもつながります

できる限り早く歯科を受診しましょうね。

入れ歯を接着剤で修理するのはやめましょう

まとめ

入れ歯が割れたときにまず気を付けることは、とにかくまず破片を飲み込まないことです。

それからできるだけ破片を集めて、できるだけ早く歯科を受診してくださいね。

お口の中や体調全体を崩しますので、壊れた入れ歯を使い続けたり、自分で修理したりするのはやめましょう。

あまりに壊れやすいようでしたら、壊れにくい素材を選んだほうがよい場合もありますので、まずはご相談ください。

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